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2006年11月29日 (水)

おかず横丁と佐竹商店街

「おかず横丁」という商店街が,東京都墨田区鳥越にある。東海林さだおのエッセイ「『おかず横丁』で買いだおれ」(『東海林さだおのフルコース』朝日文庫所収)でもとりあげられている。惣菜店が中心となっているためにこのような名称がついたそうだ。事務所から近いので行ってみた。

残念ながら,東海林さだおが描いているような活気は,今はない。やめてしまった店が相当あるようだ。こうした商店街が寂れていくのは何だか寂しい。

事務所の近くには佐竹商店街もある。元々は秋田・佐竹家の江戸屋敷があったことからこの名前がついたらしい。日本で2番目に古い商店街だそうだ。こちらも空き店舗がちらほらあるが,おかず横丁に比べると活気がある。今日は喫茶店でコーヒーを飲み,肉屋で惣菜(クリームコロッケとイカフライ)を買ってきた。コンビニ価格に慣れた目から見ると,物価が一昔前の感覚だ。飲み屋もあるし,韓国料理店もある。今度飲みに行ってみたい。

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2006年11月22日 (水)

神社と神話

神社に参拝する際に,背景となる神話を知っているとその経験はより意義深いものとなる。この神話とは,主に『古事記』『日本書紀』である。

たとえば,出雲大社の祭神は大国主大神である。なぜこの神が出雲に祀られているのか。『古事記』によれば,天つ神に国を譲り,その後出雲に隠居したからとなっている。またこの際,大国主大神は子である事代主神に返答させたとされているが,この事代主神は美保で釣りをしていたとなっており,美保には事代主神を祀る美保神社がある。実際に行ってみると,美保は漁業の町でけっして規模は大きくなく,この町になぜこんな立派な神社があるのか,と思うほどだが,神話の世界とつながることである程度は理解できるようになる。

諏訪大社もこの国譲り神話に関係がある。諏訪大社の上社の祭神である建御名方神も大国主大神の子で,国譲りの際に建御雷之男神と力比べをして負け,諏訪まで逃げたとされているのだ。諏訪大社下社には兄弟の事代主神も祀られている。なお,建御雷之男神は鹿島神宮の祭神だ。

神社の御利益も神話と関係する。事代主神がえびすとして漁業の神とされるのは,国譲りの際に美保で釣りをしていたことと多いに関係がある。また,稲荷神社に祀られている宇迦之御魂神は本来稲の神で,豊作を願う対象であったことから現在では商売繁盛の神となっているのだ。

こうした知識はもちろん『古事記』の原典を読むことでもえられるが,なかなか難解である。『日本神さま事典』といった簡便な事典類がいくつか出版されているので,それから入っていくのがよいだろう。

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2006年11月12日 (日)

「かっこいい」便名

エアバンドを聞いていて,「かっこいいな」と思う便名の数字がある。何と言ってもいちばんはスカイマーク007便(羽田935→福岡1130)だ。航空無線は英語でのやりとりが中心で,無線局のコールサインは便名がそのまま使用されるので,この便のコールサインは「SkyMark 007(ゼロ・ゼロ・セブン)」となる。羽田の滑走路から離陸して行くのを見ながら,「SkyMark 007. Contact Departure. Good Day」といった交信(このくらいなら電波法にも抵触しないのでは? どんなやりとりがされるかはエアバンドを少し聞いている人ならだれても知っていること)を聞くのは格別だ。

2番目は全日空747便(羽田955→能登1100)。747(セブン・フォー・セブン)といえばジャンボの型番である。初期型はすでに引退し,-400も徐々に退役していくそうだが,旅客機の王様だとぼくは思っている。ちなみに全日空747便の機材はA320。滑走路2,000mの能登空港にジャンボは飛ばない。なお,737,767,777などはないようだ。

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2006年11月 4日 (土)

駅弁

旅先で食べる楽しみの1つが駅弁である。最近は駅構内にもコンビニが入るようになり,何も駅弁を食べなくても…,という人もいるだろうが,コンビニ食にはない味わいがあり,やはり捨てがたい。

ぼくがいちばんよく食べる駅弁は,おそらく崎陽軒の「シウマイ弁当」だろう。実は今も手元にある。横浜駅以外でもいろんな場所で売られているので,食べる機会も多くなる。内容はシウマイ5個に筍煮,鶏の唐揚げ,卵焼き,マグロの照焼,かまぼことご飯(俵型に型押し)だ。個人的には,ご飯の炊き方が絶妙だと思う。ぼくはご飯の炊き方の好みがきつくて,弁当類の評価はこれで決まる部分も大きい。もちろん,おかずもおいしい。シウマイはもちろんだが,マグロの照焼がなかなかだとぼくは思う。また,特に気にしなくてもおかずが足りなくならないところもよい。軽めに食べたい,という人には「横濱チャーハン」もおすすめだ。

[※ここでシウマイ弁当を食す]

東京近辺で他に食べるのが,NRE(JR東日本の関連会社)の「チキン弁当」。チキンライスと鶏の唐揚げの取り合わせだ。東京から水戸に帰るときにはたいていこれかシウマイ弁当(どちらも上野駅で買える)を食べる。はっきり言って,一見チープな感じがするが,食べてみるとなかなかだ。NREは「極附弁当」といった高級弁当(東京駅限定で3,800円)もあり,こちらはマスコミでもとりあげられている。

地元の水戸ではどうか。ときどき買うのが芝田屋の「洋食屋さん」だ。ハンバーグ,エビフライ,クリームコロッケ,オムレツ,チキンボールなどにスパゲティの付け合わせがいかにも洋食ランチ風。ボリュームも満点だ。

ぼくの出身は兵庫県・淡路島で鉄道はないが,対岸の神戸には名物駅弁を多く販売する「淡路屋」がある。特に有名なものの1つが「ひっぱりだこ飯」だろう。蛸壺風の陶器の入れものに,たこ飯が入っている。また,神戸だけに牛肉を前面に出した弁当もあって,なかには「神戸海岸通ビーフシチューランチ」なるものもある。こちらは食べたことがない。

大阪駅の駅弁といえば「水了軒」。こちらも品数が多いが,ぼくのイチオシは「大阪すし」だ。穴子やエビの押し寿司に太巻き,さらに伊達巻きで巻いたのも入っていて,いかにも大阪のお寿司である。

地方色豊かな駅弁はいろいろあるが,ぼくが好きなのは福岡を中心に分布する「かしわめし」だ。鶏だしで炊いたご飯のうえに鶏の煮たもの(味付けはかなり甘め),錦糸卵,刻みのりをあしらったもので,折尾駅などで販売している「東筑軒」が有名だ。折尾駅で買おうとして売店に在庫がなく,たまたま時間もあったので,売店の人に言われて本社に買いに行ったこともある。単なる事務所の受付で「かしわめしください」と言うときの違和感は忘れがたい思い出でもある。博多の井筒屋や大丸でも買うことができるので,福岡に行ったときにはぜひ一度食べてみていただきたい。

かしわめしと言えば,鳥栖の「中央軒」もおすすめだ。かしわめし単体もあるが,「焼麦(しゃおまい)弁当」ならかしわめしとシューマイが1つの弁当で楽しめる。実は焼麦は鳥栖駅の名物なのだそうだ。

番外編として,この中央軒や北九州地区の駅うどんについてふれておきたい。まず,うどんには標準仕様で「かしわ」,つまり鶏肉が入っている。つゆはどちらかというと関西風に近いが,まったく同じというわけではない。また,「ごぼう天うどん」というのがたいていあるが,これはごぼうのかき揚げでもごぼうを芯にした練り物でもなく,薄切りにしたごぼうの天ぷらそのものが入っている。

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